IC-MCアライメントとは?
※この記事は、占星術の知識がなくても読めるように、IC・ASC・MCをすべて本フレームワークの定義で説明しています
IC–MCアライメントとは、占星術の概念を使って「自分の本質的な勝ちパターンを特定する」ためのフレームワークです。
ホロスコープにあるIC・ASC・MCという3つの要素を新しい視点で捉え直し、仕事や人生において、自己統一感(内面と行動がズレていない感覚)を保ったまま成立する成功モデルを示します。
- あの人はなぜ成功し続けているのか?
- あの人はなぜ形を変えても成功しているのか?
- なぜあの人は失速してしまったのか?
- なぜ成功しても消耗してしまうのか?
- 充実しながら長く続けられる自分のルートはないのだろうか?
多くの人が感じたことがあるこのような問いに対して、IC・MC・ ASCという3つの要素をひとつの流れとして統合することで、自分自身にとって無理なく機能し、再現可能な成功のパターンを提示します。
私の前提は、ホロスコープは生まれる前に自分が選んだ設計図であるという考え方です。
だからこそ、誰にでも「自己統一感のある成功のルート(勝ちパターン)」があるはずだと思っていました。
しかし、従来の読み方では、それがうまく見つけられませんでした。
あるとき降りて来たのが、ICを「魂の望み(根源的欲求)」として捉える視点でした。
その瞬間、IC・MC・ASCがどのようにつながり、社会に流れていくのかが、ひとつの流れとして見えたのです。
この発見が、IC–MCアライメントの出発点です。
フレームワークの前提
人は本来、IC・ASC・MCがひとつの流れとして機能しているとき、無理なく自分の人生や仕事を続けることができます。
成功し続けている人ほど、このアライメント(整列)が自然に成立しています。一方で、多くの人はIC・ASC・MCがバラバラに機能したまま生きています。
IC–MCアライメントは、この分断された流れを整えるための誰もが使うことのできるフレームワークです。
3つの要素の再定義
本フレームワークでは、IC・ASC・MCを以下のように再定義しています。
従来の占星術との違い
従来の占星術では、
- IC:家庭・ルーツ・過去・安心できる場所
- MC:職業・社会的地位・到達点
- ASC:性格・外見・第一印象
といったように、それぞれが個別の意味として扱われてきました。
IC-MCアライメントでは、これらを「別々の意味」ではなく、人生や仕事を動かすひとつの流れとして捉え直します。
IC-MCアライメントにおける定義
IC(根源的欲求)
行動や選択を促す根源的な欲求。
その人が「何を満たそうとして生きているか」という行動の源です。
意識的な目標とは異なり、ここが特定されていない場合、別の行動や成果によって補償が起きやすくなる領域でもあります。
MC(社会で表現する型)
社会活動における表現の「型」。
この理論におけるMCは、職業名や肩書きそのものを指すものではありません。
ICのエネルギーを、社会の中でどのような型(スタイル)で表現するかを示します。
同じ役割に見えても、どの型で表現されるかによって、自己一致感や持続性は大きく変わります。
ASC(変換手段)
ICの根源的欲求を、MCの型として成立させるための変換装置。
その人の持って生まれた才能・資質であり、「欲求をどう使い、どう動かすか」を決める要素です。
本フレームワークでは、ICを行動や選択を促す根源的な欲求と捉え、MCを職業・肩書き・到達点から社会的な活動における「型」へと解放しました。
このIC → ASC → MCという流れそのものを「IC-MCアライメント」と呼びます。
この流れが無理なくつながり、内面から社会へエネルギーが通っている状態を、「アライメントが取れている」と定義します。
アライメントの不整合で起こること
ICの根源的欲求が満たされていない場合、IC → ASC → MC の流れに歪みが生じ、次のような現象が起こります。
【MC側に起こる歪み】
- MCの活動が過剰化する
- MCの型が肥大化する
- MCそのものが目的化する
- 本来は「表現の型」であるはずのMCに、本人が無意識に執着し、ペルソナ化する
【行動・体感レベルでの歪み】
- 特定の領域に行動が極端に集中する
- 外的な成果と、内的な状態が乖離する
IC-MCアライメントでは、このように ICの未充足を補うために起こる行動や現象を「代償行為」と定義します。
代償行為は「間違った生き方」ではなく、ICが満たされていない状態でも、人生を機能させようとする自然な補償反応です。
代償行為として特定の資質を使い込み続けると、それは磨き上げられた才能として成立することもあります。そのため、外側からは「強み」や「適性」として評価される場合も少なくありません。
しかし、代償行為の問題点は、能力や成果の有無ではありません。
自己一致感や納得感が持ちづらく、焦燥感に駆動された行動になりやすいこと。そして結果として、燃え尽きやすく、長く続けられない点にあります。
代償行為は必ずしも成果につながるわけではありません。
ICが特定されていない状態では、代償行為は「空回りする努力」として現れることもあります。
人は、自分を動かしているものを「当たり前」だと思っている限り、それを疑うことができません。
代償行為は、最も自然で、本人にとって使いやすく、場合によっては成果も出やすい形で現れるため、問題として認識されにくいのです。
ICの「主旋律」という考え方
ここで、ICについてひとつ重要な補足があります。
IC(根源的欲求)は、ひとつの欲求だけで構成されているわけではありません。
同じサイン(星座)のICであっても、その中には複数の欲求・テーマが同時に存在しています。
ただし、そのすべてが同時に人生の中心で鳴っているわけではありません。
その時々の人生において、強く鳴っている欲求、選ばれている欲求があります。
IC-MCアライメントでは、これをICの「主旋律」と呼びます。
多くの人は、この主旋律を自覚しないまま生きています。
そのため、本来は満たされていない欲求を、別の行動や成果で補おうとし、代償行為が起こります。
一方で、主旋律を特定し、それに沿ってASCの資質とMCの型を組み直すことができると、同じIC・ASC・MCを使いながらも、人生や仕事の成功の形を切り替えることが可能になります。
これは「変わった」のではなく、もともと持っていた可能性の中から、別の主旋律を選び直したということです。
モデルケース:このフレームワークが人生や仕事にどう現れるか
実在の人物の人生や仕事の変遷を通して、IC・ASC・MCのアライメントがどのように機能し、どこで歪みやすいのかを、具体的に見ていきます。
ここでは、IC-MCアライメントが示す代表的なタイプ別のモデルケースを紹介します。
高純度アライメント型
スティーブ・ジョブズ
最も高い純度で機能したケース
IC・ASC・MCが一直線につながり、根源的欲求がそのまま社会的結実へ至った例

型を更新し続けるアライメント型
メリル・ストリープ
ICを失わず、MCの「型」を洗練・更新し続けているケース
役割や表現を変えても、自己統一感が途切れない

型を変えても成立するアライメント型
キャメロン・ディアス
同じICを異なるアセンダントの資質を使い、別のMCの型に落とし込み、人生のフェーズに合わせて成功の形を切り替えたケース
ICの根源的欲求を満たすことで次の段階へと進んだ

ICを満たすことで安定したアライメント型
オプラ・ウィンフリー
傷ついたICで代償行為的な成功を追求しながらも、最終的にICを満たす形でアライメントが安定したケース
MC肥大化・代償的成功アライメント型
アンジェリーナ・ジョリー
ICの未充足による代償行為を続けた結果、社会的成果と内的安定が乖離していったケース
ペルソナ化したMCを手放せなかった
アライメント崩壊・停滞型
マーク・ザッカーバーグ
初期のアライメントが機能した後、ICの供給が弱まり、MCの型が自己目的化していったケース
※各記事では、IC・ASC・MCを本理論の定義に基づいて読み解いています。

