RAIKIの「美学」に込められた月冥王星ハードアスペクトの才能

RAIKIの歌声を聴くたびに鳥肌が立つのは、私の月冥王星が反応してるからかもしれません。とするならば、この歓喜に出会えたことで、私は自分の月冥王星スクエアを誇りに思えます。

本記事は、過去にアメブロで大きな反響をいただいた考察を、今の視点で再構成したものです。

以前、こちらの記事「月冥王星ハードアスペクト〜しんどさを「カリスマ」に変える魂〜」で記述した月冥王星ハードアスペクトの「破壊と再生」のメカニズム。その重いアスペクトを圧倒的な美学へと変容させている具体的なケースとして、昨年行われたBMSG主催のオーディション「THE LAST PIECE」に出演し、人気となったデビュー候補生RAIKIの詞を解析します。

RAIKIは出生時刻によって角度に緩いかタイトかの違いはあっても月冥王星のスクエアを持ってます。

オーディションの中盤、20人が自分のアーティストとしてのスローガンを歌詞にするという課題で、RAIKIが作った歌詞はあまりにも月冥王星ハードだったのです。

RAIKIの歌詞

誰も泣かないのが夢と希望
暗黒の世界でも目立つ影
Bの旗さす前に立つ
君には見えない碇かかえて泣いてた
立てない日もあるが
飛べない鳥飛ばすまでも美学
命と引きかえで今歌う
魔法をかけて Oh

18歳が綴る「暗黒」の裏側にあるもの

暗黒の世界でも目立つ影

RAIKIはこの歌詞についての解説で「どんだけ暗いところでも自分が光すぎて、自分の影が目立っちゃうという、ちょっと大胆に出た歌詞ではあります」と語っています。

弱冠18歳で「暗黒の世界」という言葉が出てくることに驚嘆します。
「暗黒の世界」を実際に知っているかどうかではなく、「RAIKIの中には暗黒の世界がある」ということ。

『ロード・オブ・ザ・リング』のJ・R・R・トールキンや『ハリーポッター』のJ.K.ローリングが暗黒の世界との戦いを描けたのは、彼らの中に確実に「暗黒の世界」が存在していたからです。

クリエイティブにおいては、内側に存在しないものは描けません。

心理学的に見れば、光も闇も自分の内側に存在しています。
闇とは人の内なるネガティブな感情です。

光が強ければ闇もまた濃くなる。
これは月冥王星ハードアスペクトを持つ者が引き受ける「構造的な宿命」と言えます。
そういう強烈なコントラストがあることで、魂は光にも闇にもなれることを経験しようとしています。

彼はアーティストとしての視点で、このコントラストを表現へと投じることができています。

暗黒の世界というストーリー性からのクリエイティブ。
これはひとつの才能です。

君には見えない「碇」の重さ

君には見えない碇かかえて泣いてた

碇は、船をその場に留めておくための重りです。これが、後の「飛べない」という歌詞につながります。

月冥王星ハードアスペクトが抱える重さは、なかなか他者に理解されません。自分の中に閉じ込めるしかない苦しさがあります。

私自身、幾度となく飛べない自分を自覚してきました。

なぜ、私は飛べないんだろう。
なぜ、あの人は軽々と飛んでいくのだろう。

周りにはこの重さを持っていなさそうな人ばかりということに、気づいていくのです。しかし、その「飛べない」感覚の正体が、月冥王星という巨大な天体がもたらす「碇」であることを理解したとき、視点が変わります。

「碇」という言葉は、このアスペクトが持つ「定位置に引き留める力」を表現するのに、ぴったりな表現です。

飛べない鳥飛ばすまでも美学

立てない日もあるが、飛べない鳥飛ばすまでも美学

月が冥王星に支配された日は、文字通り立てないのです。
冥王星が気力(月)を削ぐので動けないのです。

RAIKIは、「不可能に近いものを可能にするまでの期間を美学って言った歌詞です」と語っています。

月冥王星ハードアスペクトが漠然と感じてる「飛べない鳥」感がすごく出ている表現です。

ただ、同時に「不死鳥」なのです。
底まで落ちても、必ず這い上がる強さがあります。

これぞ、「冥王星ハードアスペクト不死鳥伝説」的な言葉です。RAIKIのこの歌詞は、まさしく月冥王星ハードの根源的な強さを表しています。

私は主要天体に冥王星がハードで絡んでる方に、このアスペクトについて「不死鳥」とお伝えしています。

「不可能に近いものを可能にするまでの期間を美学」というRAIKIの考えは、まるで冥王星の根源の力が入り込んで来て変容するプロセスそのもの。それが月冥王星ハードアスペクトの人生そのもの。

そして、飛ばすまでが、月冥王星ハードの宿命なんです。

月冥王星ハードアスペクトは、ときに私たちを打ちのめすほどの強いパワーがあります。
でも、これは弱さではありません。

不死鳥のように必ずよみがえる再生力であり、培われる深い感性というギフトがあります。

月冥王星ハードの持ち主の表現力は圧倒的です。
なぜか人を説得させてしまう。

そしてどんなにふざけていても、ポロッとこぼす言葉が深い。

月冥王星ハードアスペクトの葛藤を、才能に変えられるかどうかは魂の成熟度によるかもしれません。

でも、もしあなたが月冥王星ハードアスペクト持ちであれば、安心してください。

このアスペクトと向き合い、自分自身を深く知って乗り越えていくことで魂は成長します。
乗り越えていくと、それは圧倒的なパワーになります。

成長の先に、この葛藤が魂の輝きとなり、才能になる日が来ます。

なんといっても冥王星ハードアスペクト持ちは、カリスマになる可能性が高いのです。

私自身も月冥王星スクエア持ち。
このアスペクトと向き合い続けてます。

このアスペクトは、月との向き合い方、つまり自分自身の扱い方のマスターになるという魂が選んだ設定かもしれません。

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